【ヒガンバナ科・多年生植物】
【収穫時期】無し
【分布】日本全土、日当たりの良い場所を好む。
スイセンは、冬~春に花期をむかえる家庭や学校での菜園などでポピュラーな花だが、
食用としての角度から見たとき、とんでもない有毒植物である。
リコリン・ガランタミン・タゼチン・シュウ酸カルシウムなどを含んでおり
それら全てに毒性があり、食べると30分以内に、嘔吐、下痢、頭痛など様々な症状に見舞われる。
どの部位も強い毒性を持っているので、絶対に食べないように注意が必要。
ノビルやアサツキと見た目が似ていることから、実際に間違え食べてしまい食中毒を起こしてしまう人が後をたたない。食べて2日後に死亡にまで至った事例も存在する。
特徴として、葉の部位が太い、球根部が大きめで、円錐形の様になっていることなどが挙げられる。
最も簡単な判別方法は『臭いを嗅ぐこと』である。
ノビルやアサツキはネギ臭がするのに対し、スイセンは無臭なので、
食べる前に必ず臭いを嗅いで判別することが大切である。
少しでも判別に迷いや不安があれば、食べないようにしよう。