カラスノエンドウ

【マメ科・越年生植物】
【収穫時期】秋~春
【分布】本州~沖縄、荒地、野原、草地、道端などどこにでも。

一般にはカラスノエンドウと呼ばれることが多いが、正しい名前はヤハズエンドウ。
生命力が強く、至るところに自生し、群生することがほとんど。

食べようと思えば年間を通して手に入るので、収穫に困ることなく採取しやすいタンパク源として非常に重宝する。

秋に芽を出し、冬の寒さを耐え抜いて春には大きなもので1mを越えるものも多くある。
春~初夏にかけて小さなピンクに近い紫色の花を咲かせ、茎葉は堅くなっていき、夏には実(マメ)が黒く堅くなる。豆のサヤがまさしく刀のような形になるのも特徴。

新芽、若茎、若葉、若い実、花を食べることができ、特にマメにはたんぱく質が豊富に含まれている。
クセが無く美味しく食べることができるが、美味しいものには虫がつきやすい。
生食は避け茹でて水にさらして調理するのがベターである。

秋に新芽。冬に新芽と柔らかい葉茎。春に実(マメ)、若葉、遅れた新芽を食べることが出来る。

マメ科で根にバクテリアが共生し、バクテリアが植物に必要な栄養を、植物がバクテリアに光合成で生成した炭素化合物を分けて生きていて、そのプラスの影響は付近の土壌はじめ動植物にまで及ぶWin-Win-Winなものである。