エゾノヘビイチゴ

【バラ科・多年生植物】
【収穫時期】夏~秋
【分布】北海道、日当たりの良い草原や林緑、荒れ地など。

ヘビイチゴの白花種で、通常のヘビイチゴはの花は黄色である。市場に出回るイチゴと同じように、つる性の茎を地面に伸ばして自生する。
ヘビイチゴの名前がつけられているが、オランダイチゴという果物としてのイチゴの仲間で、ヘビイチゴの仲間ではない。

シロバナノヘビイチゴに似ているが、雄しべがやや短いのが特徴であるが、個体差もあり見分けるのは難しい。他に手がかりになりそうな分布地で絞るしかない。

葉柄をもった3小葉からなり、葉は楕円形で側脈がくぼみ、縁にはあらく鋭いギザギザがあり裏面、葉柄、花茎にも毛が生えている。

花期は晩春~夏で花茎の先端に白い5弁花を1~5個咲かせる。花後にイチゴに良く似た1 cm程の赤い果実をつけ、その実を食べることが出来る。