ホウチャクソウ(有毒)

【ユリ科・多年生植物】
【収穫時期】無し
【分布】日本全土、山林や草原など。

笹の葉型で筋の目立つ葉脈の葉を茎に互生させ、葉の表面は緑色だが裏面はやや白身がかっている。成長すると茎は途中で分岐する。
花は基部から下に曲がり、花期の春~夏に小さな鐘状の花を1〜2個つける。
葉に不快な臭いがあり、苦味があることも特徴。全草が有毒で食べることはできない

特に新芽のころは毒性が強くアマドコロナルコユリなどと間違えて食べてしまわないよう注意が必要である。

誤食してしまうと吐き気、めまい、下痢や最悪の場合は心臓機能に障害が起こる。

新芽は前述のものに酷似しており区別するのが難しく、確実な見分けの方法を記述しているものが無い。そのため確信をもたずに食べ、1/3の確率でホウチャクソウを引き当ててしまってはとんでもないことになってしまうのである。
一応の新芽の見分け方として、ホウチャクソウは摘んだときに特有の臭いを発するため識別可能とされるが、ベテランの域に達さない内はアテにしない方が良い。

成長したもであればホウチャクソウ(有毒)の場合は途中で茎が分岐しているのに対し、アマドコロやナルコユリは茎が一本立ちすることから判別がつく。