モミジガサ

【キク科・多年生植物】
【収穫時期】春~夏
【分布】北海道〜九州、山地の林内など湿り気のある所。

葉はモミジの様に大きく裂けている。表面は無毛で少しツヤがあり、裏面にはまばらに毛がある。葉柄をもって茎に互生し、葉柄は茎を抱かない。
花期は夏で茎の先にやや紫色を帯びた白色の小さな筒形の花を多数つける。

新芽や若葉を食べることができ、茹でて水にさらしてからお浸し、煮物、和え物、てんぷらなどなんでもござれ。いずれにしてもおいしく食べることが出来る山菜として有名である。

有名ゆえに誰からも収穫されやすいので群生するものの一部のみを収穫するようにし、ぽつぽつと自生するものはそっとしておいてあげよう。その地域での種が絶えてしまうかもしれない。人気の動植物はしばしばその人気ゆえ種の保存が危ぶまれてしまうことがある。

新芽の時期にモミジガサとトリカブト(有毒)を間違えて誤食してしまう事例が発生することがあるので、見慣れていない人は特に注意が必要。