モミジイチゴ

【バラ科・落葉低木】
【収穫時期】夏
【分布】日本本土、野山や荒地などの日当たりの良い所に自生。

茎や新枝は無毛で、刺はまっすぐ伸びる。葉は互生で長い卵形をしており切れ込みのないものと3〜5裂するものがある。基部はややハート形で、縁はギザギザしている。葉の両面とも脈沿いに毛がある。葉柄や裏面の脈上には刺がある。

花期は春で冬芽からのびた短い枝に1つ白い花を下向きに付ける。

1つの果実を形成するつぶつぶはやや小さめで、オレンジ色に熟した果実を食べることが出来るが、中にアリなど虫がついていることが非常に多いため、食べる前に割って確認した方が良い。

採取の際はあちこちにある棘に注意すること。葉脈の裏側にも棘を持つため、何気なく葉を触ってしまってチクっと痛むことも多い。出来れば葉や茎には一切触れないことをオススメする。刺さると結構痛い。