ウワバミソウ

【イラクサ科・多年生植物】
【収穫時期】春~秋
【分布】北海道〜九州、山地の沢や滝の周辺など水気のある日陰。

葉は無柄で長楕円形をしており両面に短い毛が生えていて縁はギザギザしていてる。
茎に毛は無く水分を多く含んでいる。花期は春で淡緑色のごく小さな花を咲かせる。

茎を主に食べ、根元から切って採取する。葉はアクが強く食用に向かないが一応食べることは可能。また秋には葉の付け根にムカゴができ、これも食べることが出来る。

下ごしらえとして、茎は葉を全て取り除きヒゲ根を取りながら水洗いし薄皮を剥いて『フキ』の様な状態にする。ムカゴは茹でてしばらく水に浸す。

茎は柔らかくて美味しく、スーパーなどでも売られることのある山菜であるが、それらは葉落としや皮剥きなどの処理がされている。
自分で収穫してきたものは自分で下処理をするため思いのほか手間がかかってしまうことに気づかされるのである。

似たものにアオミズがあるが、見分ける際は茎の根元を確認すると良い。
ウワバミソウは茎の根元に赤みを帯びるが、アオミズの茎の根元は緑色。
またウワバミソウは秋に葉の付け根にムカゴができるが、アオミズにはできないのも特徴の一つ。