【トクサ科・多年生植物】
【収穫時期】春
【分布】日本本土、野原、畑、荒地など。
春先になるとあちこちで見かけるツクシは煮付けや佃煮などで食べられることで有名。
しかしながら、意外と知られていない注意すべき点がある。
アルカロイド、無機ケイ素、チアミナーゼ等の有毒成分を含み、食べすぎてしまうと腹痛、下痢、嘔吐、めまい、呼吸困難など様々な症状が起こる危険性があり、最悪の場合死に至る危険性があるということである。
それらは非常に微量しか含まれていないため、食卓に並ぶおかずの一品くらいの量であればまず心配は無い。ということや、食べる時期が非常に限定的であることからおのずと多量摂取を回避しているので『食べられる』という事だけが先行して広まっている。
常識の範囲の量であれば問題なく食べることができるが、内臓、特に心臓や腎臓に疾病のある方は食べてはいけないことを覚えておこう。
食べ方は先端の胞子嚢が開く前のものを採取し、袴(はかま)と呼ばれる部位を剥き全体を茹でたりして食べる。