ムラサキカタバミ

【カタバミ科・多年生植物】
【収穫時期】通年
【分布】関東以西、原野、畑、道端などどこでも。

道端で見かける頻度の高いカタバミ類はクローバーと間違われることも多いがクローバーはマメ科で全く別物である。

ムラサキカタバミは春~夏ごろに名の通り淡紫色の小さな花を咲かせるが、中には変種もあり時に白色の花なども咲かせることがある。

葉ややわらかい茎、花を食べるが非常にアクが強いので一度茹でて水にさらしておく下処理の必要がある。また、シュウ酸を含んでおり食べ過ぎるとお腹がゆるくなるため食べすぎには注意が必要。

シュウ酸を含む野草は、メインで食べるよりも他の野草と一緒に食べるときに少量だけアクセントとして使うことで薬味の代用にすることをオススメする。

カタバミ類の種類は色々あるが食用とするのはカタバミとムラサキカタバミの2種である。

クローバーとの簡単な見分け方は夜暗くなると水分を蒸散させないよう葉を閉じる習性があるのでそれを利用し、両手でしばらく葉を包む方法や、飯ごうやリュックを持っていれば入れておく方法がある。

人間が傘を閉じる時の方向に葉を閉じればカタバミ類。
傘と逆の方向に葉を閉じる様であればクローバーである。