【キク科・多年生植物】
【収穫時期】春
【分布】日本全土、草地。道端などの日当たりの良い所。
ヨモギにそっくりなオトコヨモギ。特徴は茎が高く成長することと、ヨモギと比べ葉がヘラ状であること。全体を覆う毛が少ないのも違いの一つである。
食べられないことは無いがヨモギよりもさらに美味しく無いらしく、食用としての記述は全く見当たらない。もし食べようと思っても基本的に食用とする際はヨモギ類には毒性が含まれるため決して食べ過ぎないよう注意しよう。
しかし薬用としてヨモギの代用が可能であるので、葉を陰干ししたものを煎じて飲むことによって、体を温める効果や、食欲増進、下痢、便秘などに効果がある他、ヨモギの絞り汁を切り傷の消毒、虫さされ、かゆみ止めなどに利用することもできる。
若い新芽の時期にヨモギとトリカブト(有毒)を間違えて誤食してしまう事例が発生することもあるので、見慣れていない人は特に注意が必要。