ミヤマバイケイソウ(有毒)

バイケイソウ類の詳細画像、新芽のバイケイソウ類とオオバギボウシの比較など詳しい画像はこちらから。

【ユリ科・多年生植物】
【収穫時期】無し
【分布】本州中部以北、低山から高山帯の湿り気のある場所を好む。

ミヤマバイケイソウはその全身に毒を有する有毒植物である。

バイケイソウの高山型と言われるミヤマバイケイソウ。
特徴は他のバイケイソウ類とほとんど同じで、バイケイソウを区別しないとする見解もあるが、唯一違う点は夏に穂の先に付ける花の色がうす緑色であるという事。その為、花をつけるまでは他のバイケイソウ類と区別することは難しい。

新芽がオオバギボウシに良くにており、誤食が起こりやすいので注意が必要。
間違って食べてしまうと嘔吐や痙攣を起こし、実際に死に至った実例もある

・オオバギボウシの葉には葉柄があり、主脈から側脈が出る。
・ミヤマバイケイソウの葉は無柄で、平行脈である。

オオバギボウシの新芽を食べるには上記で違い見分けることが出来るが、
丸まった新芽では識別が難しいので少し葉が開いた状態のもので確認しよう。

見た目で判断ができない時は手を出さないことをオススメするが、
もし食べてしまって苦味を感じたらそれはバイケイソウ類なのですぐに吐き出し、水で口内をゆすぎましょう。決して飲み込まないように注意することを覚えておいて欲しい。
少しでも判別に迷いや不安があれば、食べないようにしよう。

他に、主なバイケイソウ類としてバイケイソウコバイケイソウなどあるがいずれも有毒である。