ドクダミ

【ドクダミ科・多年生植物】
【収穫時期】通年
【分布】日本全土、野原や山地、市街地などの湿り気のある場所や日陰。

葉はハート形で濃い緑色で、茎、葉脈は暗い赤紫を帯びるのが特徴。

多年生植物で生命力が強く、雑草として庭の嫌われ者としての一面も持っており、成長すると40cmほどの高さにまで達する。

花期は晩春~初夏で白い四弁花を咲かせる。

主に食べる部位は新芽、若葉、根茎であるが独特の”ドクダミ臭”がする為、生食にはあまり向かない。食べられる人はツワモノであるか、或いは物好きであろう。

ドクダミ臭の大部分は茹でて水にさらすなどの下ごしらえをすれば消すことができるので、食べる際は下ごしらえをきちんとする事をオススメする。
油があればてんぷらなど、より高温で処理をしたほうが臭いを抑えることが出来る。
※完全に臭いが消えるわけでは無い。

根を日干しにし煎じて飲むことで薬用として利用でき、高血圧症の予防や利尿作用があり便通も良くなる効果がある。
また、葉の絞り汁を患部に塗ることで湿疹やにきびにも効果が期待できる。

根を採取する場合は夏に近づいた花期が適しているが、年中採る事は可能で、食用とする地域もあることから臭いさえ平気であれば通年食べられるありがたい野草である。