ナンテンハギ

【マメ科・多年生植物】
【収穫時期】春~秋
【分布】北海道~九州、草原や林、土手など日当たりのよい場所を好む。

晩春~秋にかけて総状花序(そうじょうかじょ)と言う花の配列状態で、紫色の小花を多数咲かせる。花はクサフジに似ているが葉が全く異なる為識別は簡単である。

小葉は楕円形で先端は尖り、葉柄は短いのがマメ科にしては珍しい特徴である。

若い茎葉、花、実(マメ)を食べることが出来、甘みを含み美味しい野草として知られる。

晩夏~秋頃になると茎葉は堅くなるため、柔らかいものを選んで摘む必要がある。サヤは茶色くなり中の実(マメ)は黒く堅くなってしまうため食べることは出来ない。

マメ科はクセ無く美味しく食べられるものが多いがナンテンハギの美味しさは頭一つ抜けている。しかしながら繁殖力、生命力がカラスノエンドウスズメノエンドウなどの様に旺盛では無いためむやみに収穫しすぎると、その地で見かけられなくなってしまうかもしれない危険性があるので注意したほうが良い。