ハマカンゾウ

【ユリ科・多年生植物】
【時期】春~夏
【分布】本州・四国・九州、暖地の海岸やその崖地。

若葉や花、つぼみを食べることができ、余すところの無い野草。
花やつぼみには不眠症などに効果があるとされている。群生して生えることが多いので、1株みつけたら近くを探してみよう。

花、つぼみは夏頃~秋に収穫でき、茹でたり蒸したりして食べることが出来る。

収穫の際は、根はとらず根本から切って採取しよう。
多年生植物なので、根だけあれば再生が可能。根を残しておけばまた生えてくる。

花弁は6枚で、八重咲のヤブカンゾウ、花弁6枚のノカンゾウとも良く似ており確実な区別は難しいが、自生地が海岸などほぼ限られること、冬に葉が残ることなどで判別が可能。

ハマカンゾウ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、いずれも食べることが出来る。

ヒメカンゾウという良く似た毒草があるので注意が必要。