ハマウド

出展:森林

【セリ科・多年生植物】
【収穫時期】通年
【分布】関東以西、海岸など温暖な気候を好む。

茎は太く、成長すると1.5m程にまで伸び赤紫色の縦筋が通る。
葉はやや厚く光沢があり葉のふちは細かいノコギリ状になっていて、網状脈が細かいのが特徴。花期は春~夏にかけて淡緑色を帯びた白く小さい五弁花を咲かせる。

若葉、つぼみを摘み取り炒め物やてんぷらなどにして食べるが生食も可能ではある。
アクが強いので茹でて水にさらし、酢水で再び茹でる処理を行うと食べやすい。
年間を通して若葉を摘むことができるので非常時の確保優先度は高い。

アシタバに似ているが以下の相違から見分けることが可能である。
・アシタバの茎には赤い筋がないのに対し、ハマウドの茎には赤い筋がある。
・アシタバは茎を切ると黄色の汁が出るが、ハマウドの汁は淡い黄白色。
・アシタバの葉は成長したものには光沢がなく、葉脈とふちのノコギリ状のギザギザが粗い。(ハマウドの葉は成長しても表面に光沢があり、葉脈とふちのギザギザが細かい。)
・アシタバの花期は夏~秋だが、ハマウドは春~夏。