【マメ科・多年生植物】
【収穫時期】春~夏
【分布】北海道、本州、九州、原野、草地、道端などの日当たりの良い場所。
クサフジは花をつけるまではカラスノエンドウとそっくりで見分けるのは難しい。
どちらも食べられるのが救いである。
花をつけてしまえば見分けるのは簡単で、クサフジは春~夏に総状花序(そうじょうかじょ)と言う花の配列状態で、青みのある濃紫色の小さな花を多数咲かせる。花はナンテンハギに似るが、ナンテンハギとは葉が全く違う為見分けは用意に出来る。
成長が進むとすぐに堅くなってしまうので、収穫する際は柔らかい新芽や茎、花を採取して食用とする。クセがなく栄養も豊富でカラスノエンドウよりも甘みが強く美味しいので生食にも向くのだが、気になるのはやはり虫である。不安であればきちんと下処理をしてから食べたほうが良い。
カラスノエンドウよりも新芽を出しやすいので柔らかいものを選んで採取しやすいのも長所の一つである。
マメ科で根にバクテリアが共生し、バクテリアが植物に必要な栄養を、植物がバクテリアに光合成で生成した炭素化合物を分けて生きていて、そのプラスの影響は付近の土壌はじめ動植物にまで及ぶWin-Win-Winなものである。